嫌い。
嫌い。
嫌い。
アンタなんて嫌いだ。
自分の身なんて「それがどうした?」と、かえりみる事なんてしやしない。
人の事は嫌というほど心配するくせに。
アンタの自己犠牲なんてまっぴらだ。
こんなに熱があるのに戦闘に参加しやがって。
「ちょッ…!?たッ…達哉ッ!!」
「黙れ病人」
「うッ…、いや…それはそうなんだが、これはいくらなんでも…」
傍目には、それは大事そうに克哉を抱き上げる。
このまま家まで連れ帰ろう。
「自分の体調管理も出来ないくせに…なにか?」
嫌い。
嫌い。
嫌い。
だから優しくなんてしてやらない。
自分を大事にしないとどうなるか…。
嫌というほど思い知らせてやろう。
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2006.09.13
ペル2 達哉×克哉