［生殺与奪］ 　 ひゅッ… 　 　声にならない命の喘ぎ 　どうして首を絞めるのか？ 　僕がお前の命を握っていると実感できるからだ 　 　 　 ［言の葉］ 　 　音も無い、順平の心があげる悲鳴 　僕の心に心地良く響く 「そんなに苛めなくてもいいだろう？」 　どうして？ 　アンタにそんな事いわれたく無い 　だって僕のモノだ 　 　 　 ［それは愛を与える行為］ 　 　自分からは絶対キスはしない 　どうしてしたくないのか？ 　だって与えることなんて出来ないから 　僕はお前の心を、体を、貪り続ける 　お前は僕に与えるだけでいい 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ［胎内］ 　 　嗚呼…嗚呼…嗚呼！！ 　僕の胎にお前が入っている 　そう思うだけでなんという快感 　溢れ出す精を白い痩躯に吐き出した 　どうして自分から？ 　だってお前が言ったんじゃないか 　僕の方が挿入される方に見えるって 　嗚呼… 　早くお前も吐き出して 　僕に熱いお前の精を与えて 　なぜこんなにも違うのだろう？ 　僕がお前の中へ入る時 　お前の躯を喰らい尽くし心を貪る感覚 　お前が僕の中へ入ると 　お前の躯と心を与えられる幸福感 　嗚呼！！ 　もっともっと繋がり合おう 　お前の熱が僕の中で弾けたら 　またお前を貪らせて 　与えて 　与えて 　そして奪わせて